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◆禁煙食事療法や禁酒、運動などで生活習慣病を克服したとしても、タバコを吸ったままでは元の木阿弥となってしまいます。 タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上は有害物質です。中でもタール、ニコチン、一酸化炭素はタバコの3大有害物質といわれ、強い毒性物質が含まれています。一酸化炭素には、動脈硬化を促進させる作用があるといわれ、10種類の発がん物質が含まれています。点火したタバコから出る青い煙や、喫煙している人が吐き出す白い煙は、タバコを吸わない周囲の人たちの体にも間接的に害を及ぼしています。 COPD(慢性閉塞性肺疾患)といって、タバコを吸う人に多い肺の病気があります。これは現在、世界の死亡原因の第4位にランクされていて、日本でも40歳以上の約12人に1人がCOPDであると推定されています。これは、せきやたんなどの症状から始まり、ゆっくりと少しずつ進行し、心不全などを起こして死にいたってしまう、とても恐ろしい病気です。目に見えて病気になるには遅いですが、一度悪くなった肺は元に戻ることはありません。1日に何度もせきをする、1日に何度も黄色がかったり粘るたんが出る、息切れしやすい、タバコを吸っている(または以前吸っていた)などの症状がある方は、医師にご相談ください。簡単な肺機能検査を行い、COPDの診断をすることができます。 タバコのニコチン漬けになってしまった体をすぐに変えようというのは難しいですので、当院では「ニコチン置換療法」の「禁煙パッチ」を使用して禁煙療法を行っています。これは禁煙開始後にあらわれる離脱症状(イライラする、体がだるい、眠気など)に対して、ニコチンを喫煙以外の方法で体内に補給し、その症状を軽減するというものです。パッチを体のどこかに貼ることで、従来よりも、ずっとタバコを手放しやすくなった患者の方が増えています。 タバコをやめると、目覚めがさわやかになり、せきやたんが止まり、食べ物がおいしい、などのご自分自身が気持ちよくなったというお話をよく伺います。あとは、禁煙するという意志さえあれば、楽に禁煙に成功できる時代です。当院は、禁煙したい患者の方を応援いたします。 |
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